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首相に近い議員「寝耳に水」…与党幹部にも知らされず一斉に驚き

首相に近い議員「寝耳に水」…与党幹部にも知らされず一斉に驚き

公明党の山口代表との会談に向かう安倍首相(28日午後3時30分、国会で)=源幸正倫撮影

 安倍首相の辞任表明は、与党幹部にも事前には知らされておらず、一斉に驚きの声が上がった。自民党内からは、憲法改正や東京五輪・パラリンピック開催を在職中に見届けることができなかった首相の心中をおもんぱかる声も出た。  「体調が思わしくない。ご迷惑をかけないよう辞任を決断した」  首相は28日午後2時過ぎから、自民、公明両党幹部に電話で辞意を伝えた。首相に近い議員も一様に「寝耳に水」だったという。  自民党の稲田朋美幹事長代行は記者団に、「あまりにも突然だった。予想もしていなかったので本当に驚がくしている。日本経済や安全保障、外交を再生したことに敬意と感謝の気持ちだ」と振り返った。  世耕弘成参院幹事長も「政治行動をともにしてきた。断腸の思いだ」と語り、「新型コロナ対策をまとめて、迷惑をかけないように判断されたことは支持したい」と述べた。  一方、公明党の山口代表は、国会内で首相と会い、辞意を伝えられた。この後、記者団に「困難な中、一緒に努力してきたことが続けられなくなるのは非常に残念だ。政治の安定と残された課題に、責任を持って対応したい」と強調した。  自民党は、2018年に党改憲案をまとめ、首相も「歴史的使命」として、改憲への意欲を示してきた。ただ、改憲論議に消極的な野党の態度もあり、機運は高まらず、下村博文選挙対策委員長は28日、都内で記者団に「本当に残念だ。安倍政権の大きなテーマだった。次の首相がだれであっても、成し遂げることが必要だ」と語った。  首相は、1年延期を決めた東京五輪・パラリンピックの実現にも意欲を示してきた。橋本五輪相は「首相のおかげでここまで来た。首相という立場でオリンピック開催を見てもらいたかった」と唇をかんだ。