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相次ぎ目撃される「火球」…ところで落ちた隕石は“誰の物”か 着地の仕方で扱い異なる法律の奥深さ

相次ぎ目撃される「火球」…ところで落ちた隕石は“誰の物”か 着地の仕方で扱い異なる法律の奥深さ

もし隕石が建物や土地にめり込んでいたら、その所有権は?

夜空を流れる光…。  8月21日午後10時半ごろに東京都内で撮影され、流れ星の中でも特に明るい「火球」とみられています。  火球は、宇宙を漂う小惑星のかけらが大気圏に突入する時に燃え上がることで出現します。  7月には、千葉県のアパートで屋根に衝突した隕石が見つかっていて、火球の破片ということです。 国立天文台・縣秀彦准教授: 「大きさ・現象としては(7月と)同程度か、隕石を落とす可能性があるレベルに近いかと」  1999年には、神戸市北区の民家にも隕石が落下。住民4人にケがなどはありませんでしたが、隕石は天井を突き破っていました。  専門家によると、価値のある隕石は、1グラムあたり10数万円の値がつくこともあるそうです。価値があるなら、ぜひとも見つけてみたいものですが、宇宙からやってきた隕石、自分の物にしていいものなのか…。  隕石にまつわる法律について、菊地幸夫弁護士に伺います。 Q.まず隕石を見つけた場合、届け出の義務はあるのでしょうか? 菊地弁護士: 「届け出の義務はありません。と言いますのも、特に『隕石は届け出なさい』と書いてある法律は見当たらないんですんね。ただ、何といっても宇宙から落っこちてきたものですから、専門機関や警察などに教えてあげるというのがいいと思います」 Q.では、隕石は誰の物になるのでしょう? 菊地弁護士: 「基本的には見つけて“自分の物”と決めた人の物になります。土地などを不動産と呼ぶのに対して、こういうものを動産と言います。手に持てるものなどですね。誰の物でもない物は『私の!』と最初に持った人の物になるんです。法律でそうなっています。  例えば、海で泳いでいる魚、漁業権などの対象地域は別なのですが、普通の海で泳いでいる魚は、釣った人が持って帰って食べちゃって構わないですよね。魚は誰の物でもなく、獲ったらその人の物です」 Q.着地の仕方で“例外”もあるそうですね? 菊地弁護士: 「もし建物や土地にめり込んでいたら、そのオーナーの所有物になります。  隕石では大きい物はクレーターができて、地球にめり込むなんていう物があります。そうするとその土地と一体になっちゃうわけです。その場合、土地の所有者の物になります。  これは建物でも同じで、建物に食い込んじゃってその建物と一体になったら、建物の持ち主の物、こういう理屈です」 Q.仮に隕石が落ちて瓦などが割れた場合、修理費用は誰が負担してくれるのでしょうか?また法的に補償してもらえるような余地はあるのでしょうか? 菊地弁護士: 「誰の物でもないもので屋根瓦が傷ついたということになると、これは自分で修理しなければいけません。もし賃貸物件なら、屋根というのは大家さんの分担の範囲ですから、大家さんが自腹で直すということになると思います。ただ火災保険に入っていた場合は、空からの落下物による損害等も補償するケースがあります」 (関西テレビ8月26日放送『報道ランナー』内「そこが聞きたい!菊地の法律ジャッジより)