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「あなたこそ英雄」 警鐘鳴らした医師のSNSに次々

「あなたこそ英雄」 警鐘鳴らした医師のSNSに次々

亡くなった李文亮氏=中国版ツイッター「微博」から

 中国政府が8日に新型コロナウイルス対策で貢献した研究者らの表彰式を開いた後、感染が始まった当初に警鐘を鳴らして処分され、自らも感染して亡くなった医師のSNSに「なぜあなたが表彰されないの?」「あなたこそ真の英雄だ」といったコメントが殺到している。 【動画】感染が最初に広がった武漢市では、観光客を呼び戻そうと地元政府による支援策が展開されている  この医師は湖北省武漢の眼科医だった李文亮さん。新型コロナの感染が公表される前の昨年12月30日、知人にSNSで「7人が重症急性呼吸器症候群(SARS)にかかっている」と注意喚起した。これが原因で警察に「デマを流した」と処分されたが、その後、感染拡大が明るみに出ると「適切な行動だった」と、国内で称賛が広がった。  自らも新型コロナに感染し、2月7日に亡くなった李さんが生前に使っていた中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」のアカウントは現在も公開されている。亡くなる6日前に「検査で陽性だった」と書いた最後の投稿のコメント欄には、その死を悼む100万を超えるメッセージがぶら下がる。  表彰式後、「彼らはあなたを忘れても、人民と世界は忘れない」などと李さんをたたえる声が殺到。習近平(シーチンピン)国家主席は表彰式で「人類と疾病との闘いの歴史における英雄的壮挙を成し遂げた」と成果を強調したが、李さんのSNSには「勝利はいいが、反省はどこにある?」といった書き込みも。コロナ禍を乗り越えたことをアピールする式典の影で、行き過ぎた情報統制など当局に対する民衆の不満も渦巻いている。(北京=西村大輔)