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メイク濃い「女子学生」に飲みに誘われ…看板ないバー滞在、会計18万円

メイク濃い「女子学生」に飲みに誘われ…看板ないバー滞在、会計18万円

(写真:読売新聞)

 横浜市中区の福富町や宮川町にある「ぼったくりバー」で、高額代金を請求されたとの相談が神奈川県警伊勢佐木署に相次いでいる。出会いを仲介する「マッチングアプリ」で、女性が男性に接近し、店に誘導する手口だ。伊勢佐木署は「匿名性の高い出会い系アプリで知り合った人と繁華街へ行く危険性を認識してほしい」と注意を呼びかけている。(中山知香)  〈プロフィルを見ていいなと思いました。良かったら飲みに行きませんか〉  アプリで出会いを探していた都内の20歳代の会社員男性に、「20歳代の学生」だという女性から、そんなメッセージが届いた。  待ち合わせたのはJR関内駅。メイクの濃い女性がデニムのジャンパー、スキニーパンツという格好で現れ、「行きたいお店があるんだよね」と誘われた。10分ほど一緒に歩き、福富町のバーへ。看板のない扉を開けて入店した瞬間、男性は「やばい雰囲気」を感じたという。  うす暗い店内には他の客はおらず、2人の男性店員が立っていた。席に着くなり、女性はメニューに並ぶ2000~6000円のカクテルなどを次々と頼み、男性が2、3杯飲むうちに、10杯以上も注文した。  滞在は1時間足らずだったが、会計時に請求された金額は約18万円。驚いた男性が「本当に(何杯飲んだか)数えているんですよね」と尋ねると、店員は「はい」と即答した。男性は「女性を守らなくては」との一心で、店員とコンビニ店に向かい、ATMで預金を引き出して全額支払ったという。  別れた直後に女性と連絡がつかなくなり、男性は近くの交番に相談。警察官とともに店に戻ったが、注文数を記録した伝票などが残っており、「詐欺罪での立件は難しい」と説明された。店は、その後閉店した。  伊勢佐木署幹部によると、ぼったくり防止条例がある東京都なら、ATMまで同行して金を引き出させる行為は「迷惑を覚えさせるような方法」に該当し、摘発も可能だが、神奈川には同種の県条例がない。この幹部は「都内で営業できないグレーゾーンの店が横浜に流れてきているのだろう」と推測する。  伊勢佐木署によると、男性が高額請求に遭った店に限らず、マッチングアプリが絡んだ飲食店での金銭トラブルの相談は増えており、1~7月で40件超に上った。相談者のほとんどは20歳代の男性という。