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道端アンジェリカ 「美人局」疑惑の真相と、シングルマザーとしてのこれから

道端アンジェリカ 「美人局」疑惑の真相と、シングルマザーとしてのこれから

「私が我慢しながら生きている様子を見て、子どもはどう感じるのだろうと思うようになりました。」(撮影:本社写真部)

2019年10月から芸能活動を休止していた道端アンジェリカさん。20年6月に活動を再開し、夫と離婚調停中であることを明かしました。これまでの経緯と、これからを語ります(構成=篠藤ゆり 撮影=本社写真部) 【写真】道端アンジェリカというキャラクターを演じることに疲れて * * * * * * * ◆子どもにとって何が幸せか 2020年7月で息子が2歳になりました。夫の事件を機に芸能活動を休止し、またステイホーム期間中、ずっと家にいたこともあって、ママべったりになってしまい――私がトイレに行っただけで「マミ~」と探すし、保育園に連れて行こうとすると、ギャン泣き。はい、すっかりママです。(笑) 夫とは現在、離婚調停中で、今後はシングルマザーとして生きていこうと思っています。 別れることを考え始めたのは今年1月頃。彼との話し合いのなかで、いったんは「3人でがんばろう」という気持ちになりました。夫もやり直したいと言ってくれたし、まだ子どもが小さいからパパがいたほうがいいと思ったのです。 でも徐々に、私が我慢しながら生きている様子を見て、子どもはどう感じるのだろうと思うようになりました。正直でのびのびとしたところが私らしさなのに、笑顔になれず、子どもの前で作り笑いをする生活が続いていたので。 離婚を考えた一番の理由は、価値観の違いです。彼は真面目な人で、こうと決めたら猪突猛進するタイプ。それがいい方向に働くこともありますが、私に対しても、「こうしてほしい」という思いが強かったのでしょうね。私もそれを察して、プライベートでも仕事でも彼が納得いくような生活を心がけていました。でも本来の私は、「誰もが自由に自分の好きなことをすればいいじゃない」というタイプで……。彼は私の自由さに戸惑っていたのだと思います。

◆一目惚れでスピード婚 今思えば、お互いのことをまったく知らないまま結婚してしまったことが、すれ違いの始まりだったのかもしれません。 交際のきっかけは私の一目惚れ。知人どうしの集まりで出会ったのですが、一緒にいて楽しいし、とても普通の感覚を持った人だと思いました。 若い頃の私はセレブ志向と言われたりもしましたが、そんなことはまったくありません。雑誌の読者モデルからスタートし、18歳で一人暮らしを始めたものの、モデルだけでは生活できなかったので、普通に居酒屋でアルバイトをしていましたよ。 彼と出会った頃、私は仕事に行き詰まりを感じていました。“道端アンジェリカ”というキャラクターを演じて、無理していた時期だったのです。 痩せていなくてはという強迫観念からハードな運動をしたり、食事を極端に減らしたりしているうちに、固形物が食べられなくなり、拒食症一歩手前になったり。無理なダイエットやストレスの影響か、乾癬にもなってしまいました。 さらにホルモンバランスが崩れ、7年間も生理が止まってしまい──。そのせいもあって骨粗鬆症ぎみだったのでしょう。ちょっと転んだだけなのに足首を骨折したのです。そのとき「これでしばらく、やりたくもない運動から逃げられる」とうれしかったほどですから、どう考えてもおかしいですよね。精神的にも肉体的にも限界でした。 そんなときに出会ったのが、夫だったんです。彼は当時会社員で、芸能界に疎く、私がモデルだということも知らなかったし、“道端三姉妹”と聞いてもピンとこないみたいで。私に対して先入観がなかったこともうれしかった。 その後、知り合いを通じて彼に再会してすぐに「好きです」と告白しました。その1ヵ月後には、なんと生理が復活したのです。私は「この人の子どもを産めということに違いない」と、運命を感じて。出会って6ヵ月後に結婚。すぐに子どもを授かりました。 しかし、妊娠がわかると、私は“ママスイッチ”が入ってしまいました。急に母性がボンと目覚めて、理屈を超えた感覚でした。恋愛期間が短く、彼にしてみれば、いきなり人が変わったと感じたかもしれません。産後はますます子ども中心の生活に。でも彼は、そんな私との生活に違和感を覚えていったのでしょう。日常生活での意見の食い違いが表面化。すれ違いも生まれ、言い争いになることが増えていきました。

道端アンジェリカ 「美人局」疑惑の真相と、シングルマザーとしてのこれから

「母が、離婚しようかどうしようか迷っている私に、『あなたならひとりでも大丈夫よ』と言ってくれたのです。そのひとことで勇気が湧きました。」

◆夫が逮捕されあらぬ疑いが そんななか、2019年10月、夫が恐喝の疑いで逮捕されるという事件が起こりました。その場に私もいたために、私自身についても、「美人局の疑いがある」と報道されてしまったのです。 8月のある日、私は友だち数人とのランチで久々にお酒を飲み、その後カラオケをしようと盛り上がって、夫が経営するお店に行くことにしました。私も友人と遊ぶのは久しぶりだったので、飲みすぎてはっちゃけてしまい……。それを見て、夫が「おまえ、酔っぱらいすぎだぞ」と言うので、私も言い返して、喧嘩になり――。その様子を見て、みんな帰っていきました。 その後も夫婦喧嘩が続き、夫が友人のなかの1人のことを「あいつと浮気していたんじゃないか」と疑い始め、事実を確かめに行くから一緒に来いと言われました。私は夫が冷静さを失っていることが心配でしたし、疑いを晴らすためにも男友だちの会社に行くことにしました。そのとき、夫は私が嘘をつかないか確認するため、会話を録音していたのです。結果的にはその録音があったおかげで、夫が恐喝した事実はないとして不起訴になったのですが――。 後日、男友だちが被害届を出し、夫が逮捕されたときは、何が起きているのかがわからず、時が止まってしまった感じでした。戸惑いながらも警察に事情を説明し、私と夫が共謀して友人を恐喝したという事実がなかったことを理解していただき、不起訴処分となりました。 夫婦喧嘩がいつの間にか世間をお騒がせして、友人知人にも大きな迷惑をかけることになってしまい……思慮が足りなかったと深く反省しています。

◆事務所もやめ、人生の仕切り直し 夫との価値観の違いはそれ以前から感じていましたし、小さないさかいもありました。でもこの出来事が、今後どうしていくべきか真剣に考えるきっかけになったのは事実です。 夫とは距離を置きたかったので別居し、母と息子と3人で暮らし始めました。 母は私が小学校6年のときに、アルゼンチン人の父と離婚。姉妹3人でモデルの仕事をするため、福井から東京に引っ越してきました。私より9歳上の兄はすでに働いていましたが、姉妹3人分の学費もあるし、本当に大変だったはず。自分も母親になって改めて、母は強い女性だとつくづく思いました。 その母が、離婚しようかどうしようか迷っている私に、「あなたならひとりでも大丈夫よ」と言ってくれたのです。そのひとことで勇気が湧きました。 それまでお世話になった事務所からは、昨年末に独立しました。これも、より自分らしく活動するため。母に告げると、「いい勉強になるし、独立したら強くなれるわよ」と励ましてくれました。 姉2人も事務所から独立しているので、「どうやって仕事を得るの?」とアドバイスを求めたら、「自分で営業するんだよ」「経理も自分でやってるよ」と。まわりにいる女性がみんな逞しいので心強いです。さっそく収支台帳を管理するため、パソコンでエクセルの勉強を始めました。 離婚調停と独立を経て、自分の本当にやりたいことが見えてきました。自信を持って、「今の自分が一番好き」と言うことができます。 私の夢は、ママモデルの仲間に呼びかけて子ども服を集め、シングルマザーにプレゼントすること。また、シングルマザーのための母子寮を作ろうと活動している方々のお手伝いもしたいなと思っています。 結婚してママになる経験を通して、自分らしく生きることの大切さに改めて気づきました。子どもがいることで強くもなりましたし、決断力もついた気がします。そんな新生・道端アンジェリカを、ぜひ多くの方に見てもらいたいと思います。 (構成=篠藤ゆり、撮影=本社写真部)