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「お金を稼げない人」にある残念な考えの共通点 副業・独立時代の知っておきたい仕事のコツ

「先行きが不安で、新たな仕事を始めるにしても、大した実績がないから、結局何もできない……」

「副業を始めたけど、思うように仕事が増えない……」

こんな悩みを抱えている人も少なくないのではないでしょうか。いま、キャリアの多様化が進んでいるものの、自分らしく働いて食べていける人とそうでない人が、はっきりと分かれつつあります。

そこで、副業・フリーランスで人気の講師業を始め、自身の収入を3倍にした五十嵐康雄氏に、著書『稼げる講師、稼げない講師どこが違うか』から稼げない人が陥りがちな2つの残念な考え方について紹介してもらいました。



何でも屋は何の専門も持たない人と思われてしまう

残念な考え方① セルフイメージが定まる前に収入を優先してしまう

稼げない人は、収入を優先するあまり、多くのことを手掛けようと頑張るうちに 「何でも屋」になっていることがあります。

「何でもできることも売りになるのでは?」と思うかもしれませんが、長い目で見ると、幅広い分野の知識、情報を身に付けるべく、一つひとつを深めていくのは大変です。だからと言って浅い知識では、人の心に響くコンテンツやサービスを提供できないため、相手の印象に残りません。結果的に、心からの満足が得られず、評価もよくなりません。

このように「何でも屋」と思われるのは、「何の専門分野も持たない人」と、マイナスに思われるリスクが大きいのです。

一方で、稼げる人は、仕事において“この分野といえばあの人”といわれるオンリーワンのポジションを確立しています。そのために仕事を断ることもあります。セルフイメージをしっかり作ることで、ポジションが明確になり、「この人に頼めば大丈夫。安心だ」と、さまざまなところからお声がかかりやすくなるからです。

例えば、女性だけをターゲットにしてセミナーをしている女性の講師がいます。女性の悩みや、課題の解決を目的とした彼女のセミナーには、男性は参加できません。

「ターゲットが女性だけだと顧客層が狭い分、損をするのでは?」と思うかもしれませんが、むしろこれがまた1つの売りになるのです。実際、彼女はそのジャンルで“女性の悩みに強い女性講師”というセルフイメージをつくることに成功しています。

稼ぎ続けるうえで大事なのは、自分の目指す“セルフイメージ”をしっかり作り上げ壊さないことです。

「自分は何のためにやっているのか?」「自分はこの方向でやる」という志や方向性を忘れず、自分がやりたい仕事、向いている仕事をどんどん引き受けましょう。一方で、向いていないと思う分野は、多少収入などの条件がよくてもお断りする勇気も必要です。

稼げる人になるには、専門分野を持ち、進むべき方向を決め、それに沿って成功したときのセルフイメージを作っていくことが大切なのです。

継続的に仕事をもらえる人を優先すべき

残念な考え方② “効率のいい仕事”だとすぐに飛びつく

稼げない人は、「みんなと仲良くしなければいけない」と思いがちです。

しかしこれでは、「すべてのお客様や社内の人と平等に付き合わなければ」という意識が強く、自分を頼ってくれる人や認めてくれる人、優良なお客様の見極めができておらず、満足度を上げるべき人に対する気づかいや意識が薄れてしまいます。

必ずしも頼まれた仕事すべてを平等に引き受けなければいけないわけではありません。常連のお客様と同じ内容の仕事を、新規のお客様から安い値段で引き受けてしまうと、公平性に欠けますし、不義理になってしまいます。常連のお客様への配慮も考えて、時にはお断りすることも必要です。

また、新規の方からの「単発で100万円の仕事」と常連の方からの「年間1000万円(月1回年間12回)の仕事」が重なったら、単価が安くても、やはり後者の継続的に依頼をいただけるお客様の仕事を優先するべきです。

生涯売り上げ、生涯利益の観点から考えると、単発・単年度で大きな売り上げの仕事の依頼をいただくより、複数回・複数年にわたって継続的に仕事の依頼をいただける顧客、つまり常連のお客様が多いほうが経営的には安定し、トータルでいただく金額も大きくなる可能性が高いからです。

さらに、単発よりも継続的に仕事があって、安定して稼ぎ続けられるほうが、将来的にも圧倒的に強いです。

研修会社を立ち上げたばかりの頃、私は、とある官庁の研修を3年連続で引き受けていました。

正直なところ、講師料が高いわけではなかったのですが、当時は、まだ30代だったため講師としては年齢が若く、実績を積めることがありがたかったのです。その結果、ここでの経験があったことで、私の社会的信用度が増し、ほかの仕事につなげることができました。

効率のいい仕事は、とてもありがたく飛びつきたくなることでしょう。しかし一瞬収入が上がっても、それ以降、仕事が来ず落ちていく人がほとんどです。1回の料金だけでなく、将来的展望も含めて多面的に仕事を引き受ける必要があるのです。

稼げる人になるには、優先順位を決め、「やらないこと」も戦略的に選んでいかなければなりません。当然ながら、そこには多少の勇気も必要ですし、選んだ仕事には全力で向き合う必要もあります。

稼げる人と稼げない人の違いは、少しの考え方の違い

このように、稼げる人、稼げない人の違いは、ほんの少しの考え方、行動の違いです。

これから副業・フリーランスで仕事を始めてみようと思っているけれど、自分にできるか不安という方や、始めてみたものの、いまひとつ思うようにいかなくて悩んでいる方は、残念な考え方に陥っている可能性があります。一度、今の考え方や仕事の仕方を見直して残念な考え方から脱却し、稼げる人になってください。