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進まない五輪チケット代の払い戻しに不安と不満 英購入者

進まない五輪チケット代の払い戻しに不安と不満 英購入者

五輪のシンボルカラーにライトアップされた有明アリーナ(2020年7月23日撮影)

【記者:Marianna Hunt】  東京五輪は4か月前に延期が決まったにもかかわらず、観戦チケットを購入した英国人たちは払い戻しの連絡を受けないまま放置されてきた。  ロンドン南東部在住のアビゲイル・ラザフォードさん(55)は東京五輪のチケット14枚を1800ポンド(約25万円)で購入した。今年3月以降、払い戻しを求めて四苦八苦してきた。  ラザフォードさんは障害馬術団体決勝や男子バスケットボール準々決勝を含むチケットを公式チケット販売事業者「Team GB Live」から購入したが、これまで電話がつながったためしがないという。  ラザフォードさんは「五輪大会が延期されたとメールで伝えられただけで、いつ返金を受け取れるか確約がなかった。払い戻してほしい」という。「キャンセルされた大会のチケット代を手放さないなんて到底受け入れられない」  東京五輪は3月24日に延期が決定した。近代の五輪大会が中止されたのは過去に3回しかなく、いずれも戦争が原因だった。東京五輪は来年7月23日に開会式が行われる予定だ。  ラザフォードさんは8月上旬に払い戻しの手続きが始まると伝えられたばかりだ。「一歩前進ではあるがあまりにも遅い。それに手続き開始からどれほどの期間を経て実際に返金されるか不明だ」  また、払い戻しにはVAT(付加価値税)や配送費などの諸経費約200ポンド(約2万7000円)が含まれるかも知りたいという。 「Team GB Live」は英テレグラフ紙の取材に対し、延期された大会の開催日に渡航できない購入者には手数料や配送費、VATなどを含む全額を払い戻すと回答した。またチケットの持ち越しも可能だという。  広報担当者は「五輪大会が翌年に延期されるのは前例がなく、観戦チケットの購入者のために現在進行形で情報を集めている」とコメントした。  観戦チケットを持ち続けたものの、後になって渡航は安全ではないと判断した購入者が払い戻しの対象になるかは、まだはっきりしていない。  消費者相談業務を請け負う英市民相談サービスによると、このように公式販売店でチケットを購入した場合、主催者側がイベントを中止または延期させれば購入者は自動的に返金される権利がある。  しかし、公式販売店以外で購入の場合、中止されたイベントチケットの払い戻しは危うくなる。すべては販売者の裁量次第になるのだ。  非公式の販売者が返金に応じない場合、クレジットカードで購入していれば、中止されたイベントの払い戻しを受けられる可能性があるという。これは、サービスが提供されなかった際は返金を可能とする消費者信用法第75条によって定められている。【翻訳編集】AFPBB News 「テレグラフ」とは: 1855年に創刊された「デーリー・テレグラフ」は英国を代表する朝刊紙で、1994年にはそのオンライン版「テレグラフ」を立ち上げました。「UK Consumer Website of the Year」、「Digital Publisher of the Year」、「National Newspaper of the Year」、「Columnist of the Year」など、多くの受賞歴があります。